今回はここ数年のキャッシュレス化とともにお問い合わせやご依頼が増えてきている、
「QRコード付き社員証」「バーコード付き社員証」について詳しくご紹介します。
『バーコード』と『QRコード』それぞれの特徴
バーコード(1次元コード)の特徴
・ヨコ方向に情報を持っている。
・コード化できる情報は英数字(種類によっては数字のみ)
・少ない情報量であれば省スペースで済む。高さは約5mmあれば読み取り可能です。
QRコード(2次元コード)の特徴
・タテ・ヨコ2方向で情報を持っている。
・コード化できる情報は番号や生年月日、URL、その他テキストなど「何でも」コード化できる!
・誤り訂正機能があるので、多少の汚れや破損は自身でカバーできる
誤り訂正機能のレベルは4段階あり、レベルが高くなればなるほど
復元、認識はしやすくなりますが、それだけ細かくなるのでサイズが大きくなります。
QRやバーコード付き社員証を作るメリット
QRやバーコード付きの社員証はICカードの社員証に比べてどんなメリットがあるのでしょうか
安価に作ることが出来る!
QRやバーコードの使い方はご存知の通り、印刷されたものをリーダーでスキャンするだけです。
「ICカード」のようにICチップの入っているカードは必要なくなり、通常のプラスチックカードに印刷OK!
「カード本体」に費用をかけずに済むので1枚あたりのコストを抑えられます。
動作不良が起きにくい
ICカードはカードの中にあるICチップの故障や配線の断線により
動作不良を起こす場合がありますが、QRやバーコードではその心配がありません。
社員証で定番のUVインクジェットで印刷するので仕上がりも鮮明です。
カードケースやお財布から出し入れする等、一般的使用の範囲内であれば
印刷後の色あせや、耐久性についても心配ありません。
デメリットはある?
・ICカードよりも読み取り速度が遅い、またはばらつきがある場合がある
・半透明(不透明)なカードケースに入れていた場合、読み取ることが出来ない
・デザインに影響する場合がある
ICカードと比較してデメリットがあるとすれば、上記にあげた点になりますが
メリットもデメリットも理解したうえで、最適な選択ができると良いですね。
バーコードの種類はどうやって決めればいいの?
種類についてのお問い合わせは非常に多いのですが、結論から言うと
システムによって異なるのでお客様にご確認頂くしかありません、すみません。
代理店の方も同様にエンドユーザーさんが使うバーコードの種類は
曖昧にせず、必ずヒアリングをお願いしています。
導入するシステムが決まっていない場合は先にシステムを決めて下さいね。
対応するバーコードの種類は各商品のHPや仕様書等に明記されているはずです。
研美社で対応可能なハーコードの種類は主に
JAN(EAN)・CODE39・CODE128・NW-7・ITF です。
それ以外のものは事前にお問い合わせください。
バーコードの各種詳細については、弊社姉妹サイトにも説明がございますのでご参照下さい。
■バーコードの種類について
データはどうやって用意すればいいの?
エクセルで(テキストで)ご用意をお願い致します。
いつも社員証でご用意いただいているエクセルのご入稿方法と変わりません。
バーコード(またはQRコード)化したい情報も氏名などと同様にリストにしてください。
研美社にてバーコードを生成し、氏名や写真と一緒に自動で流し込みにて印刷を行います。
WEB上でQRコード作成と保存ができる無料サービスも多くあるため、
ご自身で生成したQRコードを画像で人数分ご用意いただくお客様もいらっしゃいますが、
基本的にはコードの生成から研美社にお任せいただいてOKです。
事前の読み取りテストが大切
バーコードやQRコードは周囲に最低でも余白を約3~4mmとる必要があります。
また背景が白でないと読み取り出来ない場合があります。
具体的にサイズがどれくらいになるか、デザインのご相談させていただいたり、
こちらで生成したQRコード・バーコードがうまく読み取れるかどうかを
事前に動作テストしていただくこともできますので、お気軽にお申し付けください。
それでは、みなさまからのお問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
Hanakoカスタマーサポート
大学卒業後、約7年間大手保険会社及び建設コンサルタント企業の受付業務を担当。
その後2014年にカード印刷会社研美社に入社。
入社後は10年間、社員証・学生証等のIDカード対応をメインとし、10,000件以上のID証作成に携わる。