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社員証を作成する時、校正は必要?――結論と判断基準を印刷会社が解説

2025.09.05

「校正って毎回必要? 納期や費用は増える?」という疑問に、最短で答えます。

まず結論

校正は「必ず」ではありませんが、初回制作・デザイン変更・大量発注時は“入れるべき”です。
一方で、前回と完全に同一デザインで差し替えのみの再発注なら、省略してもOK。
コストと納期のバランスで、案件ごとに切り替えるのが最適解です。

校正とは?できること

印刷前に仕上がりイメージ(氏名・所属・社員番号・顔写真・レイアウト・色味など)を確認する工程です。
誤字脱字や顔写真の解像度不足、配置ズレを事前に発見し、本番印刷のミスを防ぎます。

ポイント:顔写真は最低でも200~300KB以上・長辺1000px以上が目安。極端に小さい画像は印刷で粗く見えます。

校正が必要なケース

  • 初めて社員証を作る(運用ルールが定まっていない)
  • デザインやレイアウトを変更する(ロゴ・色・フォント・項目追加など)
  • 社名・ブランド・ロゴが更新された
  • 一括で枚数が多い(間違いの損失が大きい)
  • バーコード/QR/磁気情報など可読性が品質に直結する

校正を省略できるケース

  • 完全に前回同一レイアウトで、氏名・顔写真などの差し替えのみ
  • 少量の都度発注で、万一の修正コストが小さい
  • 自社テンプレートで内容が自動整形され、チェック体制がある

早見表:必要/省略の判断

状況推奨理由
初回制作 / 大幅なデザイン変更校正あり体裁・色・情報量のズレを事前に解消
ロゴ・社名・役職体系の更新校正ありブランド表記ミスのリスクが高い
大量発注(数十~数百枚以上)校正あり誤りの損失が大きいため保険が有効
前回完全踏襲の再発注(差し替えのみ)省略可テンプレート整備があれば再現性が高い
少量のスポット発注省略可万一の手直し負担が小さい

校正のメリット・デメリット

メリット

  • 誤字脱字・写真不鮮明・色味差を事前に防止
  • 社内承認を取りやすい(画像を回覧できる)
  • 可読性テスト(バーコード/QR等)の安心感

デメリット

  • 納期が数日程度伸びる
  • 内容や回数により追加費用が発生する場合がある

よくある質問

Q. 校正を入れると納期はどれくらい延びますか?

A. 内容や承認スピードによりますが、目安は3~数日です。急ぎ案件は校正省略+標準テンプレート運用が有効です。

Q. 校正の費用は毎回かかりますか?

A. 初回や仕様変更時のみに発生するケースが多いです。

Q. どのレベルの変更で校正が必要?

A. 見た目や読み取り結果に影響が出る変更(配色・フォント・サイズ・項目追加・ロゴ差し替え・バーコード仕様変更など)は校正推奨です。

まとめ

校正は「いつも必要」ではありません。
初回・変更時は入れる/再発注は省略の切り替え運用で、ムダなく安全に進めましょう。

社員証の入稿データ作成に不安がある方は、フルデータ入稿ガイドもご参照ください。

その他社員証について知りたい方は、研美社まで!

この記事を書いた人

Lani

新規営業、営業事務を経て、現在はカスタマー部で新規対応とリピート顧客の受発注業務を担当。営業経験で培った顧客理解力と事務スキルを活かし、お客様一人ひとりに寄り添ったサービス提供を心がけています。現場の生の声と実践的なノウハウをお届けします。

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