【完全データ入稿の注意点】研美社Ver.
2025.10.03
はじめに
株式会社研美社の完全データ入稿は他の印刷会社とは一味違う入稿方法です!
完全データ入稿とは?
完全データは1名分のIDカード作成につき、デザインデータが1つ必要となります。
お預かりしたデータをそのまま印刷するため、バリアブル(差し替え)印刷では対応できないデザイン系フォントや、特殊な写真加工、複数デザイン等、レイアウトを自由に作成できるのがメリットです。
データ作成のルール
①仕上がりサイズ+塗り足し
→ 仕上がりサイズより上下左右それぞれ1mm余分に作っておくと、裁断時に白いフチが出ません。
※ヨコ85.6mm × タテ54mmのカードの場合、ヨコ87.6mm × タテ56mmで作成してください。

②色はCMYKに
→ 印刷用の色設定です。パソコンの画面と印刷では色が変わるため、CMYKに変換しておくと安心です。
③フォントはアウトライン化
→ 文字の形を画像のように固定しておくと、文字化けしません。
④PDF形式で保存
→ 1ファイル(1名)ごとに1つのPDFデータを作成ください。
アートボード毎にAiデータを保存する方法

⑤※重要※保存形式について
PDF形式でファイルを保存するときは以下の設定で保存してください。

データ容量の目安
1枚あたりのデータ容量は、700KBまででお願いいたします。
実は、、、画質が良すぎても悪すぎても印刷した際に、画質が粗くなってしまうのです。
【容量を軽くするコツ】
①画像は解像度300dpi程度に
②不要なレイヤーやオブジェクトを削除
③埋め込み画像は適切なサイズに
④透過やエフェクトは必要最低限に
入稿のチェックリスト
✅ボックスサイズと塗り足しは正しい?
✅色はCMYKに変換済み?
✅PDFは1面ごと?
✅1枚の容量は700KBくらい?
✅フォントはアウトライン化されている?
おわりに
完全データ入稿では、「サイズ・色・容量・フォント」を確認することがポイントです。
特に容量は1枚700KBを目安にすることで、スムーズに入稿できます。
それでも不安な場合は、こちらまで!!!
この記事を書いた人
Lani
新規営業、営業事務を経て、現在はカスタマー部で新規対応とリピート顧客の受発注業務を担当。営業経験で培った顧客理解力と事務スキルを活かし、お客様一人ひとりに寄り添ったサービス提供を心がけています。現場の生の声と実践的なノウハウをお届けします。