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■ 末文(結びのあいさつ)の書き方   
末文というのは、用件を締めくくる結びのあいさつです。会話でも別れぎわのひとことは心に残るもの。手紙の内容を総括するとともに、相手に好印象を与える表現を心がけましょう。
 
相手の健康や活躍を祈る
◎時節がらどうぞご自愛ください。
◎ご家族のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
◎ますますのご活躍を期待しております。
◎天候不順のおり、ご自愛専一のほどお念じ申し上げます。
◎末筆ながらご家族皆様のご健康を心よりお祈り申し上げ、御礼(ご報告、ごあいさつ)とさせていただきます。
 (儀礼的な手紙の場合)
 
「よろしく」の伝言をお願いする
前述の相手の健康を祈る言葉につづけるもので、家族ぐるみのつきあいがある場合にだけ用います。
◎皆様によろしく。
◎末筆ながらご主人様にもよろしくお伝えください。
◎父からもよろしくとのことでございます。
◎母からもご母堂様(ご尊父様)にくれぐれもよろしくと申しております。
 
用件を総括する
◆用件がメインの手紙やはがきの場合の簡潔な末文
◎まずはとり急ぎご報告まで。
◎右、とりあえず御礼のみにて失礼をいたします。
◎以上、とり急ぎお知らせする次第です。
◎略儀ながら書中をもって御礼申し上げます。
◎以上、よろしくおとりはからいください。

◆依頼や断りなど、こみいった用件のとき
◎勝手なお願いを申し上げ、まことに心苦しいのですが、どうかよろしくご検討ください。
◎失礼とは存じますが書中にてお願い申し上げます。
◎以上、お心に添えず申しわけございませんが、なにとぞご寛容のほどお願い申し上げます。
 
今後につなげる言葉
ご機嫌伺いやあいさつの手紙では、「これからもよろしく」「また近いうちに」といったニュアンスの言葉を添えると、
やわらかい印象になります。
◎これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
◎なお、委細はあらためてご連絡いたします。
◎近いうちにまたお便りさせていただきます。
◎またお会いできる日を楽しみにしております。
◎今後とも変わらぬご厚誼〔ご指導・ご芳情〕のほど、心よりお願い申し上げます。(事務的な手紙の場合)
 
返信を頼む
◎お手数ですが、折り返しご返事をいただければ幸いです。
◎恐縮ですが、お返事をお聞かせください。
◎いいお返事を期待しています。(親しい間柄で、相手にとって負担にならない用件の場合)
◎ご多用中恐縮でございますが、ぜひともご卓見を賜りたく、同封のはがきにて返信をいただければ幸甚に存じます。
 (あらたまった場合)
◎準備の都合上、出欠をお知らせください。
 
乱文・乱筆をわびる
◎乱筆拙文(乱文)お許しください。
◎長々と書きつらね、申しわけございません。

※よく使われる謙譲的な表現ですが、文章のとりとめのなさや個性的な筆跡は、手紙ならではのよさともいえます。
どうしても気になるときだけ一文添えて。