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前文(安否などのあいさつ)の書き方 |
頭語(拝啓など)と時候のあいさつがすんだら、用件に入る前に、簡単なあいさつの言葉を添えます。
「お元気でお過ごしのことと存じます」など、相手の安否を尋ねるのが一般的ですが、お世話になっている人には感謝の言葉にするなど、相手との関係や状況に応じてアレンジするといいでしょう。
ただし、事務的な手紙や急ぎのとき、はがきの場合はこのあいさつを省いてもかまいません。
また、借金の申し込みや苦情、お悔やみの手紙では、その差し迫った性格上、時候のあいさつも含めた前文をすべて省き、単刀直入に用件に入ります。 |
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●相手の安否を問いかける言葉
流れとして最も自然なあいさつです。相手のことを気にかけているのだという心を伝える表現にもなります。 |
◆一般的なあいさつ
◎その後いかがお過ごしでしょうか。
◎皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
◎ご家族の皆様もお元気でお過ごしのことと拝察いたします。
◎皆々様にはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます。
◎お元気でご活躍とのこと、なによりでございます。
◎先生におかれましてはいよいよご壮健にてご活躍の段、慶賀の至りに存じます。(あらたまった相手に)
◆相手に病気などの心配事があると分かっている場合等
◎その後、おかげんはいかがでいらっしゃいますか。
◎その後のご様子いかがでしょうか、ご案じ申し上げております。
◎ご日常いかがかと、一同心配をしております。
【慣用語】
ご清栄/ご清祥/ご安泰/ご勇健/おじょうぶ/ご堅固/ご平安/ご隆盛/ご盛大/ご精励/ご一同様ますます
ご壮健のよし、何よりと存じます/ご無事にてご勉学のこと、大慶に存じます/皆々様ご無事にてお暮らしのこと、
心からお喜び申し上げます |
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●自分の安否を知らせる言葉(相手の安否を問いかけた後に続ける)
親しい相手に対しては、相手の安否を問いかけたあとに、「私も元気です」と自分の安否を知らせる言葉を
つづけます。
しかし、事務的な手紙や儀礼的な内容(あいさつ状、招待状など)
では省くのが一般的。
相手も自分の状況を気にかけてくれる関係かどうかを目安に判断するといいでしょう。
また、病気の見舞状など、相手にトラブルがあることがわかっているときに、こちらの無事をわざわざ書くのは
失礼です。 |
◆一般的なあいさつ
◎当方も家族一同無事に暮らしております。
◎私どもも相変わらず元気に過ごしております。
◎こちらは皆、つつがなく暮らしております。
◎春から下の息子も東京の大学に進学し、夫婦二人の生活となりました。
◎なお、私もおかげさまで壮健に過ごしておりますので、他事ながらご休心ください。
◎下って、私ども一同、無事消光いたしておりますので、他事ながらご休心くださいますようにお願い申し上げます。
(あらたまった場合)
◆こちらの状態がすぐれないような場合(親しい間柄に限り)
◎あまりの暑さにさすがの私もバテ気味です。
◎景気がなかなか回復せず、苦しい役回りです。
◎娘の受験と夫の転勤が重なり、しばらくは目の回うような忙しさでした。
【慣用語】
幸いに/平安/変わりなく/ご安心/ご放念 |
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●ご無沙汰をわびる言葉
久しぶりに手紙を出すときや、本来ならばもっと頻繁に連絡をとるべき相手(恩師や保証人など)
に対しては、疎遠をおわびする言葉を添えます。 |
◎日ごろはご無沙汰ばかりでまことに申しわけございません。
◎心ならずもご無音(ぶいん)に打ち過ぎ、ご容赦ください。
◎日ごろのご無沙汰、ひらにお許しください。
◎いつもながらのご無沙汰、おわび申し上げます。
◎常日ごろ、お便りもさし上げず、まことに申しわけなく存じております。 |
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●感謝・陳謝の言葉
電話で「いつもお世話になっております」「先日はごちそうさまでした」などと言うのと同じです。
日ごろの気持ちを率直にあらわす言葉を選びます。 |
◆一般的なあいさつ
◎日ごろはなにかとお世話になり、厚く御礼を申し上げます。
◎いつも主人がお世話になりまして、まことにありがとうございます。
◎平素は格別のご厚情をいただき、深く感謝いたしております。
◎いつも娘のことをお心にかけていただき、ほんとうに感謝しております。
◆特別にお礼やおわびすることがある場合は、その旨を具体的に述べます。
◎先日はご面倒をおかけし、申しわけございません。
◎このたびは無理なお願いをお聞き届けいただき、感謝の言葉もございません。
◎先日は突然伺いましたにもかかわらず、数々のご高配に預かり、心より御礼を申し上げます。
◎さっそくお手紙をさし上げるべきところ、今日になってしまい、汗顔の至りでございます。(御礼や返信が遅れた場合)
【慣用語】
ご芳志/かたじけなく/深謝/恐縮/おそれいります/先日はごちそうになり/結構なものをいただき、感謝に
たえません/いつもながらのご厚情 |
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●初めて手紙を出す相手に
面識のない相手に手紙を書く場合、頭語や時候のあいさつなどは省き、まず「はじめまして」のあいさつから
始めます。 |
◆一般的なあいさつ
◎初めてお便りをさし上げます。
◎突然お手紙をさし上げる失礼をお許しください。
◎拝眉の機会を得ませぬうちにご無礼かと存じましたが、お許しください。(あらたまった相手に)
◆事務的な手紙では、「拝啓」のあとに自己紹介の言葉をつなげたほうがおさまりのいい場合もあります。
◎拝啓○○様よりご紹介を受け、初めてお便りをさし上げます。
◎拝啓 突然のお手紙お許しください。当方、○○○○の△△と申します。
※初めて手紙を出す場合は、相手に不信感を与えないように、封筒の差出人のところに「○○様よりご紹介を受け」「講演
ご依頼」など簡単に記しておく配慮が必要です。
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| ●重ねて出すとき |
◎再啓
◎重ねて申し上げます。
◎たびたび失礼ながら、お手紙さし上げます。
◎先日の手紙ごらんくださいましたでしょうか。
◎前便からさほど日もたっておりませんのに… |
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●返信のとき
一般的には「拝復」などの頭語のあと、時候にあいさつは省いて、すぐに手紙の礼を述べます。ただし、
事務的な内容や苦情、依頼事の手紙だった場合
は、受けとったという報告だけにとどめます。 |
◎お手紙ありがとうございました。
◎お便りうれしく拝見いたしました。
◎ごていねいにお手紙をいただき、まことにありがとう存じます。
◎ご書面、拝見いたしました。
◎さっそくお返事をさし上げるべきところ、今日に至り、まことに申しわけございませんでした。
◎いつもながらお元気でご活躍のご様子、わがことのようにうれしく存じます。
◎このたびはご懇篤(こんとく)なご書面、まことにありがとうございました。(あらたまった相手に)
◎○月○日づけのお手紙、確かに受けとりました(大事な用件の場合)
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